全人代は、31ある省・自治区・直轄市や大手企業、人民解放軍などから選ばれた約3,000人の代表(議員に相当し、任期5年)が、北京の人民大会堂に集まって開催されます。全人代では、開幕式で国務院(政府)のトップである首相が所信表明に当たる「政府活動報告」を読み上げます。政府活動報告で前年の活動を総括した後、主に向こう1年間の政治・経済・社会の各分野にわたる政策運営方針や目標を審議し、法律の制定や改正、国防費を含めた予算案などを承認・採択します。
全人代は、憲法では最高権力機関と定められています。ただ、実際は共産党の指導下にあって、党の方針を追認する機関となっているため、、政治ショーと見られることが多いです。中国指導部の政策動向を占う上で海外からの注目度も高いため、国内外からの報道陣が約3,000人程度集まります。
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