ジブリの法則は、特に為替の相場に影響が出やすいアノマリーとされています(為替の相場は株式の相場にも影響がありますので、株式市場でもよく知られているアノマリーです)。
日付 | ジブリ作品 | ドル/円の 変動幅(円) |
2012.4.6 | 紅の豚 | 1.26 |
2012.5.11 | 風の谷のナウシカ | 0.29 |
2012.7.6 | 千と千尋の神隠し | 0.52 |
2012.7.13 | となりのトトロ | 0.32 |
2012.8.24 | 崖の上のポニョ | 0.33 |
2013.1.4 | ハウルの動く城 | 1.27 |
2013.1.11 | コクリコ坂から | 0.7 |
2013.7.5 | 耳をすませば | 1.33 |
2013.7.12 | 平成狸合戦ぽんぽこ | 1.01 |
2013.7.19 | 猫の恩返し | 1.05 |
2013.8.2 | 天空の城のラピュタ | 1.43 |
表に色付けしてある日は、ジブリ作品の放送日と米雇用統計の発表日が重なった日です。変動幅が大きい傾向があるのが特徴です。色付けしていない日は雇用統計とは重なっていない時で、為替相場の変動幅は大きかったり小さかったりします。
このことから、ジブリ作品の放送日と米雇用統計の発表が重なった時は為替の変動幅が大きくなる傾向があるので、このアノマリーは当たりやすいという見方もできますが、米雇用統計の発表というのは、米国の金融政策に大きく影響するとても重要な指標であるため、米雇用統計の発表日に相場が荒れるのは当然の動きと見れます。また、米雇用統計は市場予想を下回る確率が6割と比較的高いため、その日に相場が荒れるのは自然と見れるので、たまたまジブリ作品の放送日が米雇用統計の発表日と重なっているだけ、と見た方がいいかもしれません。
ただ、一つ見逃せないのは、ジブリ作品の放送日と米雇用統計の発表日が重なった時、米雇用統計が市場予想を下回る確率が約9割になるというデータがあり、
かなり高い確率となっている点は注意が必要です。それだけ高い確率のデータがあるため、ジブリの法則は市場で有名なアノマリーとなっています。
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