半値戻し(読み方:はんねもどし)とは、上図のようなチャートのパターンのことで、下落した価格が一時的に反発する際、反発の幅が下落した幅の1/2となることです。下落幅の半値まで価格が戻ることから「半値戻し」と呼ばれています。
半値まで戻した価格は、その後、また下降トレンドが続きやすいのが特徴です。半値戻しの一時的な反発は、高値で空売りしていた投資家による利益確定の買戻しで反発しているケースや、その買戻しで価格が上昇すると予測した投資家による買い仕掛けによるところが大きいです。どちらにしても、本格的な買いによる上昇ではないので、その後、また売りに押されて下降トレンドになりやすいのです。半値戻しは広く投資家に知られているチャートパターンなので、ひとたび下落した価格は、反発しても1/2の反発で終わることが多いです。よって、反発は下落幅の1/2が上値のメドとなります(半値戻しと同じパターンで、「1/3戻し」というチャートパターンもあります)。
こういったチャートのパターンは、期間の長いチャートで見る方が信頼度は上がります。日足より週足、週足より月足の方が信頼度は上がります。期間の短いチャートでは信頼度が下がり、このパターンに当てはまらないこともありますので注意が必要です。
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