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ADXR(DMI)の見方と使い方・設定(パラメーター)・テクニカル指標

ADXR(DMI)の見方と使い方・設定(パラメーター)・テクニカル指標






ADXRとは




ADXRの計算方法

ADXRは、以下の計算式で算出するか、ADXをN日間移動平均線して算出します。

  • ADXR=(当日のADX+N日前のADX)÷2

※Nは14日、または28日とするのが一般的です。




ADXRの設定(パラメーター)

DMIでは、ADXに加えて「ADXR」を併用することも多いです。ADXRは「14日」で設定しますが(つまり上の計算式のNを14日にする)、ADXRはADXより長い日数で設定されることが多く、ADXRの方は「28日」で設定することが多いです。また、ADXを「7日」や「8日」で設定した場合は、ADXRを「14日」で設定することが多いです。ただし、この場合も設定を短期にすれば反応が早くなりますが、「だまし」となる可能性も高まりますので注意が必要です。






ADXRの見方と使い方

ADXRは、ADXの補完として使うのが一般的です。ADXは上向きに推移していれば値動きに勢いがついてきたことを示しますが、それを判断するための目安として用いるのがADXRです。つまり、ADXとADXRの2本の線がゴールデンクロスするか、デッドクロスするかを判断の材料とします。

  • ADXがADXRを上抜ける(ゴールデンクロス)=トレンド発生の可能性を示唆
  • ADXがADXRを下抜ける(デッドクロス)=トレンド終了の可能性を示唆



DMIの見方と使い方

ADXRはDMIを構成する指標の中の一つであるため、DMIを構成する+DIと-DIという指標と一緒に見る必要があります。+DIと-DIは価格の方向性を示します(+DIと-DIの詳しい解説は「DMI(方向性指数)の見方と使い方・設定(パラメーター)・テクニカル指標」参照)。

+DI
上向きの方向を示す
-DI
下向きの方向を示す

+DIと-DIは価格の方向性を示します。詳しくは、「全体の振れ幅に対する方向性を持った動きの割合」ですが、+DIと-DIは、ともに0から100%の範囲で推移します。

+DIと-DIは、磁石の+と-のように、逆相関で動く特徴があります(ただし完全ではない)。ゆえに、+DIが上昇している時は-DIは低下しており、-DIが上昇する時には+DIは低下する傾向にあります。上向きの方向か下向きの方向か、+DIと-DIの5つでどちらのエネルギーの方が強いのかを示すのがDMIです。それに加えて、勢い(モメンタム)を表すのがADXです。トレードツールでDMIを表示させた時、±DIだけ表示されるツールもあれば、ADXを加えて3本で表示しているツールもあります。

それぞれの見方は以下の通りです。

  • +DIが-DIより上にあり、かつADXも上昇していればプラスの勢いが強いことを示す。
  • 逆に-DIが上昇していて+DIより上にあり、かつADXが上昇していればマイナスの勢いが強いことを示す。
  • 加えて、30%ラインが目安となり、それを超えるとトレンドが発生していることを示す。
  • ADXは「ADXR」と併用することが多く、短期のADXと長期のADXRのゴールデンクロス、またはデッドクロスでトレンド転換を示唆します。





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