在庫は、個人消費、設備投資、財政支出などと並んで、経済全体の需要をを支える重要な項目です。在庫は、企業が景気の動向によって調整し、景気がピークを打てば売り残りが増加するため、生産を減らして調整しますが、生産を減らせば原材料の需要も低下するため、全体的な需要が落ちて景気後退が始まります。在庫が適正水準に戻るまで不況が続き、在庫調整がなされたときが景気回復の転換点とされています。
※ただし、国民総支出における在庫投資の割合が低下していることなどから、近年は在庫の調整による景気への影響は小さくなってきています。
米国の景気の転換点を判定している全米経済研究所(NBER)公表の米国の景気後退期間は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。
米国の景気後退確率(NY連銀公表分)の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。
※その他「経済の基礎知識」に関する記事は以下。
株式投資初心者の方から中・上級者の方まで、全ての投資家に必要な投資情報を詳しく解説したサイトです。投資信託やデリバティブ、経済学の内容も充実。
IMM投機筋ポジション・投資部門別売買状況・裁定取引の推移・信用残の推移・株価指標・債券・為替の動向まで、投資をする際に見ておきたいデータを集めたサイトです。
マーケット動向をブログ形式で随時更新。日々の投資の参考にご活用ください。
仮想通貨を1からわかりやすく徹底解説(動画付き)!投資情報からトレード手法まで、仮想通貨をはじめるならここから!