代行返上によって、信託銀行の年金基金がGPIFに移ることになります。その際、株式の現金化によって株式が売られます。大きな売りであれば株価への影響が大きくなるため、通常であれば影響が出にくいように静かに売られますが、市場の商いが少ない場合は、その売りの影響が大きくなることがありますので注意が必要です(GPIFに現金が移れば株価は上昇しやすくなります)。
代行返上は概ね4月の第3週あたりがピークとなりやすいので注意が必要です。
年金が運用する銘柄は大型株となるので、この時期は大型株(トップ30程度)の動向を注視し、代行返上の売りが入っているか、それが終わったかを判断するのが見極めるポイントとなります。また、代行返上が出て、その売りが大きい場合は、株価が下落しているのに日経VIが上がらない場合があるので、それも見極めるポイントの一つとなります。
※その他「経済の基礎知識」に関する記事は以下。
株式投資初心者の方から中・上級者の方まで、全ての投資家に必要な投資情報を詳しく解説したサイトです。投資信託やデリバティブ、経済学の内容も充実。
IMM投機筋ポジション・投資部門別売買状況・裁定取引の推移・信用残の推移・株価指標・債券・為替の動向まで、投資をする際に見ておきたいデータを集めたサイトです。
マーケット動向をブログ形式で随時更新。日々の投資の参考にご活用ください。
仮想通貨を1からわかりやすく徹底解説(動画付き)!投資情報からトレード手法まで、仮想通貨をはじめるならここから!