住宅取得能力指数は、住宅の抵当権を担保にしたローンであるモーゲージローン(日本の住宅ローンに相当)で住宅を取得するために必要な最低所得水準と実際の所得水準の比率によって算出される指数で、全米不動産協会(NAR)が公表しています。
住宅取得能力指数は、100以上であれば住宅取得が可能な所得を得ている状態で、実際の所得水準が住宅を取得するのに必要な最低所得水準を上回っていることを示します。本指数は、家計の所得が増えれば高くなり、モーゲージローンの金利や住宅価格が上昇すれば低くなります。本指数は、米国の金利低下によって2013年に214まで上昇したことがあります。これは、実際の所得水準が住宅を購入するのに必要な最低所得水準を214%上回っていることを示します。一方、本指数が100であれば、住宅取得能力に余裕がないことを示します。
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