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原油安の要因と影響

原油安の要因と影響


原油安とは

  • 原油安(げんゆやす)とは、原油価格が下落することです。原油とは、油田から採掘されてまだ精製されていない石油のことです。原油は、石油化学製品の原料として使われ、発電などのエネルギー源として先進国では多く利用されていますので、原油安は世界経済に大きな影響を与えます。



原油安の要因と影響

  • 原油の世界一の産油国はサウジアラビアです。その他、ロシア、アラブ、イラク、イラン、クエート、アメリカなどが主な産油国となっています。原油は、埋蔵量の2/3、生産量の1/3は中東が占めています。ゆえに、中東諸国の生産が過剰となれば原油安となりやすいです。
  • 原油の生産量は、中東諸国で構成されているOPEC(石油輸出国機構)の総会で、加盟各国の生産量の上限が決められています。この生産量の増減によって原油価格は振らされやすいです。
  • 原油安は、物価に大きな影響を与えます。原油高は物価の下落要因となりますし、各国のGDPにも影響を与えます。日本の場合、原油安はプラスの材料となります。日本は原油を輸入してますので、燃料コストが下がって日本企業の収益にとってはプラス要因となります。
  • 米国は車社会ですので、原油価格が下落すれば車を利用する人が増えますので、自動車業界にとっては大きなプラス要因となります。
  • 日本や米国の株式市場は、原油高でも原油安でも下落しやすくなります。というのも、原油安はエネルギーやプラント株、商社株にとってはマイナス要因ですが、化学株や物流株、火力株、医薬品株、電炉・高炉株にとってはプラス要因ですので、大きな価格変動がある場合などは下落しやすくなります。また、NYダウは、エネルギー関連株の寄与度が高い株価指数ですので、原油安はマイナス要因となります。
  • 原油安は、石油を販売する石油会社の経営を特に圧迫します。原油安によって石油会社の財務が悪化し、手元資金は減ってしまいますので、石油会社は借金の返済や株主還元がしにくくなり、信用力も低下しやすくなります。これらを食い止めるため、石油会社はそういった場合、資産を売却して手元資金を増やそうとします。資産を売却して資金を積んで借金の返済能力を示して信用力の低下を食い止め、自社株買い増配によって株安を食い止めようとする動きに出やすくなります。それには巨額の資金が必要となりますので、そういった場合は石油会社が所有している資産を確認しておく必要があります。
  • 原油価格は安かった時で、13ドル程度まで下がったことがあります。産油国は概ね20ドル程度までの下げなら耐えられるとされています。




原油価格の特徴

原油は、長期間かけてジリジリ上昇し、短期間で一気に下がるようなチャートを作りやすい傾向があります。



原油価格の推移は、当サイトの姉妹サイトである「株式マーケットデータ」で確認できます。






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