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金銀比価とは(計算方法と見方・水準)

金銀比価とは(計算方法と見方・水準)


金銀比価とは

金銀比価(きんぎんひか)とは、金価格銀価格 で割って算出される金と銀の価値比率のことです。

  • 金銀比価(倍)=金価格÷銀価格



金価格と銀価格の特徴

金は古代から世界的に財宝として、現代では財産として蓄えられたり、通貨に代わる資産として評価されています。金は実物なので価格が下がっても価値がなくなることはありません。よって、金は政治や経済情勢など、国に信用不安が起きた場合などに人気が集まりやすくなる傾向があります。ゆえに、投資家がリスクオフ(リスク資産を手放して、安全資産を買う動き)の姿勢を強めれば金価格は上昇しやすいです。

一方、銀は北米や中南米の鉱山で約6割が生産されています。生産量の4割程度が工業用として使われ、次いで宝飾品や食器、写真のフィルム用として使われます。貴金属としては回収率が高いのが特長となります。 銀価格は、金価格と似た動きをしやすいですが、工業用に多く使われるため、世界の経済状況に左右されやすい傾向があります。世界の経済成長率が伸びている局面では、銀の需要が高まって価格は上昇しやすくなりますすなわち、景気が上向いている局面で価格が上昇しやすいです




金銀比価の見方と水準

金価格と銀価格は、通常は似た動きをしやすいですが、市況によってその変動幅が変わることがあります。市況によって市場がリスクオフの状況となれば金価格は上昇しやすく、景気が上向いてリスクオン(安全資産を手放して、リスク資産を買う動き)の状況となれば銀価格が上昇しやすいです。

すなわち、金銀比価はその値(比率)が上昇していれば銀価格より金価格が上昇していることを示し、低下していれば金価格より銀価格が上昇していることを示します。

金銀比価は、金と銀のどちらの価値の方が上がっているか下がっているか、それによって買い時を見るために使われることが多いですが、景気を見るためにも使われます。景気が良い時は投資家はリスクオンとなり、銀価格が上昇しやすく金価格が低下しやすい。景気が悪い時は投資家はリスクオフとなり、銀価格が低下しやすく金価格が上昇しやすいです。

金銀比価は、通常は50から70倍程度で推移しやすいです。金銀比価が高いということは、銀価格より金価格が上昇している、すなわち政治や経済情勢、国に信用不安などがあって投資家がリスクオフの状況となっていることを示しますので、70倍以上となれば市場でリスクオフムードが高まりやすくなります。




金価格と銀価格の見方

金は、現物を取引する市場と先物を取引する市場があります。現物の取引で中心となるのはロンドンの金市場。先物の取引で中心となるのは米国(ニューヨーク)市場です。現在は先物の取引の方が規模が大きいので、金価格を見る際は、COMEX(ニューヨーク商品先物取引所)Gold先物COMEXの価格を見るのが一般的です。

銀価格の動向は、金属先物および金属先物オプション取引では米国最大の市場であるCOMEX(ニューヨーク商品先物取引所)で取引されている「Silver先物COMEX」で確認するのが一般的です。



金価格の推移は、当サイトの姉妹サイトである「株式マーケットデータ」で確認できます。






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